筆者が出会った青色色素を紹介します。
色素について
青色はそもそも自然界に少なく、あってもカビなど有毒な場合も多い。食品で青いものはほぼすべて着色料が使用されていると言ってもいいのかもしれない。ここでは主に使用されている色素を紹介する。
ちなみに、野菜や海苔などの販売する食品にこれを使用して鮮やかさを出すのは禁止されている。
青色1号
鮮やかで明るい青。ドリンク系に多く見られた。
チョコレートペン 蛍光ブルー
青色1号
セリアで購入。カラーバリエーション豊富で、別の色味の青色も数種類あった。
雲マシュマロ 2023年購入
青色1号
かわいい貝の形にかための食感が楽しいグミ。
クチナシ青色素
インディゴのような鮮やかで深い藍。
写真はセリアで購入した食紅。青い食べ物が食べたくなった時、様々な食品に手軽に使用できる。卵は濃度違いの溶液に浸し、色を比べたもの。
セブンイレブン「さわやか青空ソーダゼリー&ミルクプリン」2023年8月購入
クチナシ色素
「夜空のゼリー」と同時購入。ソーダ味のゼリーにミルクプリンの甘さが加わり、よりスイーツ感がある。青空をイメージしたソーダゼリーの中にミルクプリンがわた雲のように演出されていて見た目も爽やか。
スピルリナ青色素
鮮やかで明るい青。
スピルリナは藍藻類に属する青緑色の藻の一種。栄養が豊富で健康食品などにも使用される。60℃以上の高熱には向かないため、主に常温や冷たい食品で使用される。
「チロルチョコ」星形ボックス 2023年購入
スピルリナ青色素、クチナシ
星形ボックスに入っているのは「ソーダフラッペ」「フルーツソーダ」「ソーダフロート」の3種類。チョコはしっかりソーダ風味。「ソーダフラッペ」はパチパチキャンディの食感も楽しい。
バタフライピー
深い青。
バタフライピーは青い花を咲かせるハーブ。花の色そのままなのでオーガニック志向の人も取り入れやすそう。ハーブティーは鮮やかな青だが、粉末として利用される着色料としては他の物よりやや彩度が劣るように思う。
バタフライピードリンク
バタフライピー
レモン果汁など酸性のものと混ぜることで青色から紫色への色の変化が楽しめる。ポリフェノールの一つ「アントシアニン」が豊富。ただし血小板凝固抑制作用(血液をサラサラにする)があるので、月経中は控えることがおすすめだそう。子宮収縮作用もあるとされているので、妊娠中や授乳中の人も×。
KALDI ブルーパンケーキミックス 2023年購入
バタフライピー
生地を混ぜているときは確かに青かったが、キレイに焼くのが難しく写真のような結果に。
不二家 LOOK 青い宝石 2023年購入
バタフライピー
宝石箱のようなパッケージデザインに最高にときめく。チョコレート自体の色はブルーグレーで敷石みたいな印象。
味について
基本的には着色料で青が表現された食品。着色料自体はほぼ無味無臭だ。
青い食べ物の味で圧倒的に多いのは「ソーダ味」や「ラムネ味」。爽やかなイメージからか、ミント味や冷たいイメージのものは違和感がない。
逆に暖かいイメージの食べ物に関しては違和感が大きいように感じた。
写真は余った食紅でおかゆを作っているところ。背徳感がやばい。成果物も……うん。ちなみに、青色の食品をたくさん食べた次の日、何がとは言わないが、青くなるので流す前に確認してみよう。
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